「山本歯科」b-ortho導入クリニックのご紹介

ご自身の歯は、楽しい食事と素敵な笑顔の源です。長い人生だからこそ、精度の高い治療と今を維持するための予防歯科は、歯を大切に守り続けるために欠かせません。
北海道室蘭市の山本歯科は、患者さん一人ひとりに合った治療計画を立て、マイクロスコープを使った治療から予防歯科までトータルにケアを行っています。矯正治療を強化されるという山本院長にお聞きしました。

なぜ今、矯正治療を強化? 矯正治療を求める方が増えていますか

矯正治療をする上で、歯科医師の自分が対応できる範囲を見極めることはとても大事です。治療の難易度が高い場合に、適切な治療ができるかを(日本矯正歯科学会)認定医にも診てもらい、判断した方が良いと思います。
歯並びが気になって矯正治療を望む患者さんはいます。コロナ禍で健康に対する意識が高まっており、お口のことだから投資はしたいという患者さんもいると思います。
一方で、(患者さんが矯正を希望していないとしても)全顎治療では矯正なしにきれいに補綴ができないケースもあります。歯科医師として患者さんにベストな治療を提案する上で、矯正の選択肢があった方がより良いと思っています。

これまで感じてこられた矯正治療の課題はありますか

一番の課題は自分が治療できる範囲の見極めです。自分ではどうしてもできない難しいケースは、矯正の専門医に治療をお願いします。その場合、患者さんは他の医院に通院する、場合によっては遠くに通うケースもありますので、治療前に明確に判断できた方が良いと思います。実際に、治療が始まってから矯正の専門医のアドバイスが欲しい、第三者の客観的な意見を聞きたいと思うことはありました。

地域全体における課題はどうでしょう

矯正の専門医にお願いする場合、市内の専門の先生をご紹介します。場合によっては札幌まで車で通院する方もいます。市内に歯科医院は40件あり*、そのうち矯正専門の歯科医院は私の知る限り1件です。地域の場合、専門の先生は少なく、選択肢の幅は狭い印象を受けます。
矯正、虫歯、歯周病の治療を一医院で対応していないケースが多く、患者さんにとって2箇所を通院するのは負担になります。1医院で完結できればメリットだと思いますし、実際に「できれば通院は1箇所が良い」というお声もあります。
*地域医療情報システムを参照

山本歯科

矯正治療のお考え、重視したいことをお聞かせください

矯正治療は、見た目に大きく変化が出(て歯並びがきれいにな)ることにフォーカスされがちです。”噛み合わせをよくすることで歯の保存につながる”という機能面でのメリットが十分に伝わっていないと思います。
例えば、ブリッジを入れる時に、歯列が不正な場合と、正常な場合で歯にかかる負担が全く違うのです。また、歯周病の治療は、歯列不正がある方とない方で難易度が変わります。歯列が綺麗なほうが治療がしやすく、矯正を加えることでより良い治療を提案できます。

b-orthoを導入した決め手を教えてください

診断に関していえば、自分の診断と認定医が診断した結果が合致しているかを確認できれば、治療前に自信を持ってスタートできます。また、歯が予測とは違う動きをした場合のリカバリーのアドバイスは、経験を積んでいる先生の方が引き出しが多いため大きなメリットになると感じます。
認定医とかかりつけ医の診断が違うこともあることでしょう。患者さんにとっては、双方の話をしっかりと聞いた上でかかりつけ医と治療計画を話し合い、よりスムーズに治療できるという点はメリットだと思います。

b-orthoはどのように役立つと思われますか

矯正医を確保しにくい地域には、特に良いのではないでしょうか。例えば、都心から離れている、車でしか通えない医院などです。歯科医院と矯正専門医、それぞれにコストと時間のロスが多いと思われていることを解決できると思います。
また、矯正に縁がなかった先生にこそ知ってもらいたいサービスです。例えば、ブリッジが外れた原因が歯列不正、噛み合わせ不正なのに、治さないままブリッジを入れてもまた壊れてしまいます。(前処置としての)補綴前矯正は、フルマウスのケースが増えます。このようなケースで、b-orthoは一般歯科の強い味方になってくれると思います。

コミュニケーションやデータのオンライン化に対して抵抗はありませんか

端的に言うと、便利です。データのやり取りもデジタルででき、特に画像のやり取りが便利です。口腔内の画像には情報が数多くあり、文章で説明すると情報量が多くなってしまいます。画像があれば文章を最小限に共有できます。

b-orthoへのご要望はございますか

しいて言えば、リアルタイムで治療中に認定医のアドバイスが簡単にできる環境が整備されるとより良いと思います。スマートグラスを導入すればリアルタイムにできますが、患者さん、認定医、かかりつけ医のスケジュールを合わせるのが大変です。矯正の先生は忙しく、アポイントが取りにくいという印象を持っています。

今後どんな矯正治療をしたいですか?

成人の矯正治療を進めたいです。矯正治療は10代、20代の方が多いのですが、60代以上になると年齢を理由に矯正治療をしないという方が多いです。長い人生を考えると、矯正治療をする価値は十分にあります。矯正治療は見た目をよくする「印象面」だけではなく、「機能面」でも重要と広く伝わることを期待します。

インタビュー後記

矯正治療に対するお考えをお聞きして、山本院長の誠実なお人柄の内面に潜むパッションが伝わってきました。歯の噛み合わせが悪くなると、食事もしにくく、笑うことも気になる上に、肩こりや頭痛など身体にも影響が出ます。室蘭市は8万人強の人口のうち、65歳以上が約37%を占め、高齢化率は全国平均より高いです(*)。確かに60代で矯正を始める方は少ないのかもしれませんし、私自身も考えたことはありませんでした。QOLを向上して長い人生を楽しむために、矯正治療が選択肢の一つになる可能性を感じました。

山本歯科
北海道室蘭市知利別町2-26-1